2019年6月30日日曜日

可児才蔵ゆかりの地



BOOKOFFの中古本「わが槍捧ぐ」を購入し読んだところ、
可児才蔵に興味がわき才蔵ゆかりの地が「可児郡御嵩町御嵩」と
知りました。御嵩町は街道歩き等で何度も訪問したことがあり、
その時の画像も残っていたので、懐かしくもあり投稿しました。

時代小説「わが槍を捧ぐ」を読んで
戦国最強の侍・可児才蔵 鈴木英治著

本のカバー表紙
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小説の内容
戦国の世を、槍一本を頼みに縦横無尽に駆け巡った武将の物語。
武運は天下にとどろき、自らの主君が戦死した後も敵方の武将に
請われ、多くの主君に仕えました。戦国の時代を生き抜く才蔵の
姿が描かれ、幼馴染の女性も物語に花を添える。晩年は福島正則
 の配下として安芸国(広島県)で暮らし、生涯を閉じる物語です

それでは才蔵ゆかりの地を紹介します。
イメージ 5(2014.6.26)

才蔵が幼年期を過ごした古刹願興寺

御嵩駅からすぐ  山 門  岐阜県可児郡御嵩町御嵩
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鐘楼門 岐阜県の重要文化財
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寺伝によると、弘仁6年(815)に最澄(伝教大師)が、この地に
布施屋(施楽院)を開創し薬師如来を祀ったのが起源と伝わる。

天台宗 山 門 本尊:薬師如来(秘仏)
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本堂と24体の仏像は、国の重要文化財です。
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収蔵庫
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参考:平成29年10月14日開催された。
「可児才蔵まつり in願興寺」 ポスター

・・国の重要文化財「願興寺本堂」を守るため・・
本堂は再建から400年以上経て痛みが激しく、約10年の
歳月をかけて、解体修理が行われる。事業費として約13
   億円、これと別の耐震補修を含めると寺の負担額約1億円、
  町内では、町民の協力を呼びかける総決起大会も開かれた。
との記事がネットに載っていました。

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  まつりは最近知り、残念ながら見物には行っていません。

現在、本堂修理保存会では寄付金の募集中!です。

可児吉長(才蔵)のこと
戦国から江戸時代初期にかけての武将
         
          可児才蔵       家紋:丸に違い笹の葉
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          ・生誕:天文23年(1554) ・別名:才蔵、笹の才蔵
              ・生誕地:美濃国可児郡    ・死没:慶長18年(1613)
                       ・墓所:広島市才蔵寺(享年60才)
           ・主君:斎藤龍興・柴田勝家・明智光秀・前田利家・織田信孝・  
           豊臣秀次・佐々成政・福島正則と仕えた。
                             ・慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いでは、福島軍の先鋒隊長として
             参加し、敵兵の首を17も獲り、家康からは大いに賞讃されたと
              いう。  甲冑を着けて腰かけたまま亡くなったといわれている。
              ・別名:笹の才蔵とは・・戦で打ち取った首の口や鼻に笹を含ませて
            後で才蔵が打ち取った首であることを証明したことから。


御嶽(みたけ)宿
中山道六十九次49番目の宿場(現御嵩町)

天保14年(1843)の御嶽宿:尾張藩
・人口:600人 ・家数:66軒
  ・本陣:1 ・脇本陣:1 でした。

「御嶽宿」平成26年6月の画像
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中山道みたけ館
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本 陣 跡
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商家竹屋跡(現竹屋資料館)
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宿場の面影が残され、情緒のある町みたけでした。

小説「わが槍を捧ぐ」を読んだことで、才蔵ゆかりの地
御嵩町をいろいろと振り返ることができました。